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日本神経学会主催第4回医学生、研修医のための脳神経内科ウエブセミナー “脳神経内科の明るい未来”が2023年9月10日(日曜日)に開催されました。

ウエブセミナー当日は日曜日であるにも関わらず約200名ほどのみなさまに御参加いただきました。たくさんご視聴いただきまして、ありがとうございました!!
このウエブセミナーの企画および運営の全般についてオーガナイザーを務められた東北医科薬科大学中島一郎先生です。中島先生の司会進行のもと和やかに開催されました。

会の冒頭に西山和利代表理事からオープニングリマークスをいただきました。

最初のご講演は、東京女子医科大学 飯嶋 睦先生のナビゲーションのもと、名古屋大学 勝野雅央先生から脳神経内科領域の研究と治療法開発の状況について、ご自身の経験に基づいてわかりやすく解説していただきました。

つぎに北海道大学 矢部一郎のナビゲーションのもと、東京大学、国立精神・神経医療研究センター 岩坪 威先生からアルツハイマー病の病態とアミロイドβ制御戦略と治療法開発の進捗および今後の展望について解説いただきました。

つづいて奈良県立医科大学 杉江和馬先生のナビゲーションのもと、国立精神・神経医療研究センター 西野一三先生から筋病理の大切さをご自身の経験をもとにわかりやすく解説いただいた後に、脳神経内科が「楽しい!」、「やりがいがある!」、「国際貢献もできる!」という熱いメッセージもいただきました。

つぎに、弘前大学 村上千恵子先生のナビゲーションで、長崎大学 辻野 彰先生から現在放送中の大河ドラマ“どうする家康”にちなんで“どうする脳卒中”というタイトルで動画をふんだんに使用した救急現場の臨場感あふれるご講演をしていただきました。

最後に広報委員会委員長である岐阜大学 下畑享良先生のクロージングリマークスで閉会となりました。
いずれのご講演も大変興味深い内容で、それぞれに視聴者の皆様から多くの質問をいただきました!! 当日回答しきれなかった質問については、後日演者の先生に回答を作成いただいて、日本神経学会HPおよび日本神経学会residentHP上で公開する予定です。また、ウエブセミナー当日は都合があわずに「参加できなかったあ〜〜」という皆様、どうぞご安心ください。近日中にこのウエブセミナー録画記録をオンデマンド配信する予定です。日本神経学会HPまたは日本神経学会residentHPをチェックして配信を見逃さないようにしてください。
企画者一同、4回目にあたる今回も今までに勝るとも劣らない魅力的なプログラムで、脳神経内科の“おもしろさ”に触れていただくまたとない機会となったと自負するところです。2024年度にもこのウエブセミナー企画を開催する予定ですので、どうぞまたご参加ください!!
文責 矢部一郎