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日本神経学会主催 第5回医学生・研修医のための脳神経内科ウェブセミナー “新時代を迎える脳神経内科”が2024年9月8日(日)に開催されました

 今回のウェブセミナーは第5回目で、例年よりも多い350名以上からの事前申し込みがあり、当日は250名以上の皆さまにご参加いただきました。多くの皆さまにご視聴いただき、ありがとうございました。
 今回のウェブセミナーの企画および運営担当のオーガナイザーとして、奈良県立医科大学脳神経内科学講座 杉江和馬が、司会進行もつとめさせていただきました。

 会の冒頭に代表理事の西山和利先生と広報委員会委員長の勝野雅央先生からオープニングリマークスをいただきました。

 最初のご講演は、産業医科大学 足立弘明先生のナビゲーションのもと、岐阜大学 下畑享良先生から「動画でマスターする不随意運動」と題して、さまざまな神経疾患や薬剤による不随意運動について、多くの患者さんの動画を用いながらわかりやすく解説していただきました。

 次に弘前大学 村上千恵子先生のナビゲーションのもと、岩手医科大学 板橋 亮先生から「ダイナミック脳卒中学~その魂とcutting edge」と題して、進化している超急性期の脳卒中診療について臨床現場での実践的な内容とともに解説いただきました。

 続いて東京女子医科大学 飯島 睦先生のナビゲーションのもと、滋賀医科大学 漆谷 真先生から「神経難病の明るい未来~Charcotも驚くALSのこれから~」と題して、ALS(筋萎縮性側索硬化症)における病態解明と画期的な治療開発の最前線について情熱をもって解説いただきました。

 最後の講演は愛媛大学 大八木保政先生のナビゲーションで、九州大学 磯部紀子先生から「神経免疫疾患と生きる患者さんの送りたい人生を支える!脳神経内科医の醍醐味」と題して、画期的な新規治療薬を用いる医師としての取り組みとともに、女性医師の仕事と家庭の両立についても熱いメッセージをいただきました。

 最後にウェブセミナーチームリーダーである北海道大学 矢部一郎先生からクロージングリマークスをいただき閉会となりました。

 4つのご講演いずれも大変魅力的な内容で、ご視聴の皆さまから多くの質問をいただきました。当日回答できなかった質問については、後日演者の先生に回答を作成いただき、日本神経学会ホームページおよび日本神経学会レジデントホームページ上で公開する予定です。また、ウェブセミナー当日に参加できなかった皆さまやもう一度見たい方々のために、近日中にオンデマンド配信する予定です。日本神経学会ホームページおよび日本神経学会レジデントホームページをご確認いただきご視聴ください。
 5回目となる今回も充実したプログラムになった企画者一同自負しており、脳神経内科の「新時代」を体感いただければ大変光栄です! 来年度もこのウェブセミナー企画を開催する予定ですので、どうぞまたご参加よろしくお願いいたします。

文責 杉江和馬