第7回 2026年度 医学生・研修医のための脳神経内科ウェブセミナー「実践!脳神経内科&トランスレーショナルリサーチ」を2026年9月27日に開催しました!

第7回 医学生・研修医のための脳神経内科ウェブセミナーを2026年9月27日に開催しました。オーガナイザーは東京女子医科大学の飯嶋が担当し、テーマは「実践!脳神経内科&トランスレーショナルリサーチ」としました。ナビゲーターはウェビナーチームの関島先生、村上先生、勝野先生、中島先生で、4名の先生にご講演をしていただきました。今回は307名の皆様にお申込みをいただきました。休日にもかかわらず多くの皆様にご視聴いただき深謝もうし上げます。
最初のご講演は、東京都健康長寿医療センター岩田淳先生に「認知症診断治療の基本」と題し、軽度認知障害、認知症の臨床的な特徴、認知症とうつやせん妄の鑑別、アルツハイマー型認知症のバイオマーカー、抗アミロイドβ抗体薬について大変わかりやすくご講演いただきました。
次に、広島大学脳神経内科音成秀一郎先生に「けいれん・意識障害に強くなる」と題し、てんかん発作時の臨床症状について動画を含めて解説していただき、発作を起こした後の舌咬傷、眼瞼周囲の点状出血などのサイン、発作時の治療手順についてご講演いただきました。明日からの臨床に即、役立つ内容でした。
続いて、東京女子医科大学脳神経内科(医療安全科兼務)清水優子先生に「妊娠すると、神経免疫疾患はどう変わる?母性神経学から学ぶ臨床」と題し、妊娠によりマイクロキメリズム、すなわち母と子の細胞が双方向に行き来し、出産後も相手の体内で長期間生き続ける現象が起こること、妊娠により多発性硬化症、視神経脊髄炎、重症筋無力症患者の免疫細胞のバランスが変化すること、これらの疾患で妊娠中に使用をさける薬剤についてご講演いただきました。
最後に、京都大学の木村公俊先生に「神経疾患とミクログリア」と題して、アルツハイマー病やパーキンソン病などの神経変性疾患で、特有の遺伝子発現プロファイルを持つ疾患関連ミクログリア(Disease-Associated Microglia)が発現すること、多発性硬化症のモデルマウスで、免疫チェックポイント分子Tim-3の解析を通して、ミクログリアの制御機構の一端を解明された、ご自身の最新の研究をご紹介して頂きました。とても興味深い内容でした。
本セミナーを通じて、脳神経内科の実臨床や、創薬につながる研究にご興味を抱いて頂けましたら幸いです。当日聞き逃した方は、オンデマンド配信がありますので是非ご視聴ください。
飯嶋 睦
フライヤーはこちら