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「難病って何?」という時代がやってくる
「何故医学部を目指したの?」「何科に進みたいの?」このブログを読んでいる方にとってはまだ、記憶に新しい質問、自問自答ではないでしょうか。
2024.12.02
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パーキンソン病におけるiPS細胞移植治療は近い将来の実用化が期待されています!
パーキンソン病(PD)は、動作緩慢、筋強剛、静止時振戦の特徴的な運動症状と、便秘、嗅覚障害、レム睡眠行動障害、認知症など様々な非運動症状を呈する神経変性疾患です。
2024.11.01
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基礎研究と臨床研究を俯瞰できる脳神経内科医に
神経変性疾患研究は、1990年代の分子生物学の進歩により家族性の関連遺伝子解析から発展してきました。
2024.10.23
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近未来の時代でも生き残っている神経内科専門医
コロナ感染の真っ只中で開かれた東京オリンピックの開会式で行われたピクトグラムのパフォーマンスは国内外に話題を呼びました。
2024.09.02
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近未来の脳神経内科は頭蓋骨から診断し治療する!
19世紀に骨相学とよばれる学問が隆盛を誇りました。これは人の性格などの脳の機能が頭蓋骨や頭の形に表れるとする学説です。
2024.08.09
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頸動脈の動脈硬化性プラーク病変に対するプラスチック製品の意外な影響!?
私たちの生活に欠かせないプラスチック製品、意外な形で人体に影響を与えているようです。
2024.07.01
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神経難病が治る時代に!-神経難病に対する核酸医薬・遺伝子治療-
核酸医薬は、低分子医薬、抗体医薬に続く第3の医薬品と言われており、従来の医薬品では治療が難しかった神経難病を根治する可能性を秘めた次代の医療を支える医薬品として期待を集めています。
2024.06.05
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筋萎縮性側索硬化症治療の今後:治療薬開発と早期診断の両輪で!
筋萎縮性側索硬化症(ALS)に対する高用量メチルコバラミン(ビタミンB12)が2024年1月に薬事承認を申請されました。
2024.05.20
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あなたと周囲の人を守るために大切なこと
~バーンアウトからワーク・エンゲージメントへ~人生100年時代を迎え、神経疾患は今後さらに増加すると見込まれています。神経疾患の患者さんを支えていくために、脳神経内科医が活き活きと活躍することが大切です。
2024.04.08
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認知症医療の未来:予防と治療の調和が拓く新たな道
世界的に認知症患者の増加が懸念される中、日本では2023年6月に「共生社会の実現を推進するための認知症基本法(認知症基本法)」が成立し、12月にはアルツハイマー病の初の疾患修飾薬が上市され、認知症に対する世間の注目度は高まっています。
2024.03.01
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脳神経内科の未来:AIによる脳波解析の革新
近年、医療分野での人工知能(AI)の進歩は目覚ましく、脳神経内科分野も例外ではありません。Jesper Tveit氏らの研究では、AIを用いて脳波(Electroencephalography: EEG)の解析が人間の専門家と同等の精度で達成できたことを示しています。
2024.02.06
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AIと超音波で変わる!? 筋病理診断の近未来
筋疾患の診断に重要な筋生検。近い将来、AIによる筋病理診断が可能になりそうです。さらに、筋生検をしなくても病理診断が可能!?な時代が来るかもしれません。
2023.12.28
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脳神経内科における遺伝医療の未来予想図
遺伝医学は、1865年にメンデルによって遺伝法則が発見されたことに始まり、1956年にはヒトの染色体が46本であることが報告され、臨床遺伝診療は始まりました。
2023.11.14
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抗プロトフィブリル抗体レカネマブの作用機序の一端が明らかに
認知症の中でも最も頻度の高い疾患がアルツハイマー病(AD)であり、現在使用可能であるコリンエステラーゼ阻害薬やNMDA拮抗薬は対症療法に留まるため、ADの進行そのものを修正できる疾患修飾療法(disease-modifying therapy:DMT)の登場が期待されていました。
2023.10.24
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アルツハイマー病と多発性硬化症は同じ原因?
アルツハイマー病(AD)の薬は、2011年に現在の4剤が出揃って以降、新薬の登場はありませんでした。2023年8月21日にアミロイドβ (Aβ)抗体薬のレカネマブが厚労省で承認されたことで、期待が高まっています。
2023.09.26
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Brain Machine Interface(BMI)は未来の魔法の杖?
現代に生きる私たちは、IT技術の恩恵にどっぷりつかって暮らしていますが、多くの神経難病の患者さんにとっても、これらの技術はかかせないものになっています。
2023.09.06
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分子標的薬で神経免疫疾患は完全寛解できる時代に!
2000年9月に「ベタフェロン皮下注用960万国際単位」が発売され、それまで急性期のステロイド治療以外に治療のすべがなかった多発性硬化症患者の予後を劇的に改善しました。
2023.07.28
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パーキンソン病の発症前診断は、AIと睡眠時呼吸シグナルモニターにより、自宅で可能になるかも?
治療は対症療法にとどまる難治性神経変性疾患の代表ですが、できるだけ早期診断・介入することで予後を改善する可能性が期待されています。
2023.07.03
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未来の脳神経内科
脳神経内科診療には、AIが代行できる領域はまだ多くないのでは?と感じていました。今回紹介する論文では、待ったなしの高度先進医療実施判断に対するAI利活用の可能性を示しました。
2023.05.31