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奈良医大脳神経内科で一緒に学びませんか!

奈良県立医科大学脳神経内科

奈良県立医科大学脳神経内科は1980年に神経内科外来診療を開始し、1981年4月に本格的な神経内科学教室として開設され、40年を超える歴史があります。2017年11月に第3代主任教授として、杉江和馬教授が就任し、活発に脳神経内科診療、研究、教育を行っています。

奈良医大は奈良県の中部の橿原市にありますが、奈良県全域、時には他県からの脳神経疾患の患者の紹介を受け、脳卒中や脳炎などの神経救急疾患、頭痛や認知症などのcommon diseaseから神経難病や希少疾患まで幅広く診療を行なっています。県内唯一の特定機能病院として、奈良県民の最終ディフェンスラインとして、情熱を持って診療に励んでいます。

後期研修では、神経診察の基本となる神経症候学を身に着けられるように指導をおこないつつ、救急疾患の診療や慢性疾患のコントロールも含め、相談しやすい環境で診療経験を積んでいくことができます。当科では年間600名以上の入院患者を受け入れており、後期研修医として様々な疾患の入院患者を受け持ち、指導医と相談のもと一部の患者は外来でも経過を診ていくこともしています。また、脳外科とともにSCUを運営しており、血栓溶解療法から血管内治療まで超急性期治療を経験することができ、カンファレンスなどを通して知識を共有することができます。希望に合わせて神経伝導検査などの電気生理学的検査や、頸動脈エコー、筋生検、遺伝カウンセリングなど、より専門性のある検査や診療もできる機会を提供しています。ベッドサイドから得られた知見から学会発表や臨床研究につながることも多くあり、若手の学術活動の支援にも積極的取り組んでいます。

研究分野としては、炎症性筋疾患、先天性筋疾患、末梢神経障害に関する神経・筋病理学、パーキンソン病に関する臨床研究、神経変性疾患や遺伝性神経疾患の解明・治療を目指した分子生物学や神経遺伝学、神経伝導検査や針電図を含めた神経生理学、最新の生物学的製剤を含めた治療と神経免疫学、脳卒中のエコーを用いた画像解析や臨床研究、脳MRI画像解析などの神経画像診断学など様々です。毎年複数の治験も行っており、最新の治療に触れることができます。

また、他大学からの後期研修医も複数受け入れており、声をかけやすい雰囲気、働きやすい職場環境になっています。そして、教室員の志望やキャリア向上、女性医師の出産・育児などワークバランスを考慮した働き方などきめ細かく相談することができます。脳神経内科専門医取得後には、脳卒中専門医、頭痛専門医、認知症専門医、臨床遺伝専門医、リハビリテーション専門医などを身につける道もあり、留学や他施設で研修をしている先生もいます。

脳神経内科を学びたい先生は、ぜひ当科に見学にいらしてください。

皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています!