金沢から全国へ、そして世界へ。金大脳神経内科で学びませんか?
当教室は1982年に開局し2022年に開局40周年を迎えました。2021年10月1日より3代目教授として着任された小野賢二郎教授の元、北陸3県の脳神経内科学の中核として精力的に活動を行なっています。医局の雰囲気は明るく良い意味で垣根がなく、若手からスタッフまで、意見の交換が活発に行われています。また、小野教授の前任地である昭和大学や親交の深い東京慈恵会医科大学、慶應義塾大学、千葉大学、藤田医科大学、福岡大学、さらには近隣の金沢医科大学や富山大学等の脳神経内科学教室とも臨床、研究、教育面において活発に交流を行なっております。
[臨床について]
年間200-250名ほどの入院患者さんを受け入れており、脳血管障害などのcommon diseaseから認知症、パーキンソン病、ALSなどの変性疾患まで多様かつ豊富な症例を経験することができます。開かれた雰囲気の中、医局全体で意見を出し合うことで患者さんの診療方針を決定しています。当科では若手医師が不安なく診療に当たれるよう、神経診察をはじめとした脳神経内科診療について丁寧な指導を行なっています。神経学に学生時代に少し苦手意識があったという方でも心配は無用です。脳神経に興味があれば不安に思うことなく、是非当科を選択してください。
[研究について]
当科は特に認知症やパーキンソン病の研究に力を入れています。アルツハイマー病やパーキンソン病の原因物質とされているアミロイドβ、タウやαシヌクレインの凝集や構造に関する研究、石川県七尾市の中島町を対象とした認知症疫学研究(石川健康長寿プロジェクト)、アルツハイマー病予防効果が期待されるポリフェノールを用いた認知症への予防介入研究など、基礎から臨床まで幅広く認知症研究を行なっています。認知症以外にも神経病理学、神経免疫学、中枢神経画像など多くの分野でも研究を活発に行なっています。また、上述した親交の深い国内の大学に加えて海外の大学との共同研究も進めております。
[脳神経内科に興味を持つ先生へ]
世界に通じる実力と発信力、そして患者さんに寄り添う真心を持った脳神経内科医、そして臨床医療と基礎研究の橋渡しを担う“フィジシャン・サイエンティスト”を育てるために、当科は「人」と「多様性」を大切にしたいと考えています。個人ごとのライフプランに合わせて進路や働き方はきめ細かく相談ができます。育児を行いながら働く医師の支援も積極的に行なっています。もちろん、海外留学や他施設での研修も積極的に応援します。ぜひ一度見学にいらしてください。皆さんと一緒にお仕事ができる日を楽しみにしています!
- 医局集合写真
- Giulio M. Pasinetti教授をお招きした
neuroscience seminarでの記念写真 - 病院外観