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三重という地で脳神経内科をスタートしてみませんか

三重大学附属病院脳神経内科


三重大学附属病院医局員集合写真

三重県はなんでも日本の真ん中くらいといわれる地で、総人口が22位、面積は25位、出生率は25位で、年平均気温も20位と、確かに真ん中ぐらいの項目が並んでいます。脳血管疾患の死亡率という項目がありますが、こちらは28位ということで、ひいき目に見て真ん中より少し下でしょうか(三重県統計より)。場所も日本の真ん中ぐらいに位置しています。

三重大学脳神経内科は、1989年にスタートし、2022年7月に、3代目として三重大学脳神経内科出身の新堂晃大教授が着任されました。

大学病院の性質上、関連施設と比べるとパーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症、脊髄小脳変性症などの神経変性疾患の患者さんは多いですが、新堂教授は救急専門医を合わせ持つ数少ない脳神経内科医の一人であり、脳卒中急性期や脳炎、免疫性疾患などの神経救急に対する入院診療にも積極的です。頭痛、認知症、てんかんなどのいわゆるCommon diseaseも診療していますし、パーキンソン病に対するデバイス治療についての検討、導入も中心となって行っています。

後期研修では、内科専門医プログラムの関係から、3年の間に県内の研修病院と三重大学附属病院の両方での研修を受け、6年目に内科専門医の取得となります。これまでの先輩たちは、初期研修と脳神経内科の後期研修の間に、受験に必要とされる経験症例を満たし問題なく満たしています。

初代葛原茂樹先生時代に研究の中心であった、紀伊半島に多い筋萎縮性側索硬化症、パーキンソニズム認知症複合の病態解明、また先代冨本秀和先生によって進められたアルツハイマー病と血管性認知症の関連、脳アミロイド血管症に関する臨床および基礎研究がさらに進められています。

歴史ある伊勢神宮もあれば、最先端の技術が集結するF1まで開催される三重県で、ぜひ脳神経内科医を目指してみませんか(三重県で最もF1参加歴がある脳神経内科医は新堂教授です)。ご興味のある方はぜひ見学にお越しください。